僕がサイトを改善するときのフレームワーク

日々サイトを改善するときのフレームワークを紹介します。
僕がサイトを改善するときのフレームワークはシンプルで端的に言うと下記の3つです。

・改善ページを決める
・対象ページの改善箇所を決める
・具体的な改善アイディア出し

この順に行っていきます。

改善ページを決める

改善すべきページを決めるケースはシンプルです。
主に4つのケースから考えます。

 

 PVが多いページ

 

PVが多いページはたくさんのユーザーが見ているため、
改善インパクトが大きいです。

 問い合わせフォームのナビゲーションサマリーをチェック

 

問い合わせフォームの一つ前のページでPVが多いページを優先的に改善
└問い合わせフォームの一つ前のページはコンバージョンに
近いユーザーが多く見ていることが想定されますので、ここも優先的に直します。

 PVが多く直帰率の高いページの改善

 

Google Analyticsの機能のすべてのページ直帰率で加重で見ると、
ページをよく見られていて直帰率の高いページが自動で上部に出てきます。
これも良く見ますね。

 ページの構造が同じテンプレートページ群

 

コラム系ページ等は同じ構造をしているのでまとめて改善するとインパクトがあることが多い
コラム系のページにコンバージョンの導線を付けることで改善されるケースがあります。
ただ個人的な所感だと、コラム系コンテンツの場合
ただの調べものをしているユーザーのケースも多いため改善しにくいケースもあります。

 

対象ページの改善箇所を決める

簡単にいうと、

webサイトの構成要素×ページ内のどの位置

の掛け合わせで改善箇所を決めます。

 

 webサイトの構成要素

 

webサイトは簡単に言うと下記要素から構成されていると思います。

・テキスト(ファーストビューのコピー等が代表)
・写真
・レイアウトなどの見出し
・余白

このどれかを選んでインパクトの大きい箇所を仮説を立てて決めます。

 

 ページ内のどの位置

 

それにページ上の上部、中部、下部のどれを直すかを決めていくと良いです。
ヒートマップがあるなら、滞在の長い箇所、離脱率の高い箇所を見て決めていくことが多いです。

 

具体的な改善アイディア出し

 

これは主に僕は3つの軸から考えます。
自社データ、競合、顧客
の3つです。ここでも3Cですね。

 

 自社データ

 

・顧客管理システムからコメントを参考にする
お問い合わせフォームに来ているデータは実は宝の山です。
特にコメントは宝の山になっていると思います。

※例えばクリニック系の案件で書いてある内容が分割払いが出来るか?
 が多かったので、分割払いの内容を上部に書いたら、
 そのページ経由のコンバージョン率が1.5倍程変わったケースがあります。

・検索クエリから参考にする
例えばクリック数が多いがコンバージョン率が低いワードは、
そのワードの内容をページ内に足してみる。等です。

・広告文のテスト状況から参考にする
広告文でコンバージョン率が高い広告文の内容は
サイトにも記載することで改善する可能性があります。
当然広告文をABテストしているという前提ですね。

 

 競合

 

僕はリスティング広告から洗うことが多いです。
理由はリスティングは競合も考え抜いた広告文、LPが書かれているため、
他社がどういうターゲットを狙おうとしているのかSEOよりも
把握しやすいと思います。

・広告文
title、description等構成要素を分けて分析します。

・LP
LPの中でコピー、値段、CTA等の構成要素を分けて分析します。
値段なども比較表にすると分かりやすいですね。

 顧客

 

これは知恵袋で実際にドンピシャのワードで検索してみて、
ユーザーの問いの一覧を分析します。
「問いだけ」というのがポイントです。
多い問いは実際に自社サイトに来ているユーザーも
気になっているケースがあるため、その問いに対いしての答えを用意するイメージですね。

以上が僕がクライアントさんに対しての改善案を考えるときのフレームワークです。

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